リーマン球面の位相

二木「微分幾何講義」を読み進めるにはまだ早いと悟ったので、別の本を読むことにした。半年近く前に少し読みかけた本「代数曲線論」(朝倉)があるのでこれに乗り換える。


第1章はリーマン球面\mathbb{P}^1の話。§1.2「\mathbb{P}^1の位相」(P6)まで読了。
1次元複素射影空間であるリーマン球面\mathbb{P}^1の定義と、その位相の定義。
以下を証明。位相空間論の初歩の演習問題レベル。

  • 射影  \displaystyle \pi: \mathbb{C}^2-\{(0,0)\} \ni (a_0,a_1) \mapsto [a_0,a_1] \in \mathbb{P}^1 は開写像
  •  \mathbb{P}^1 は第2可算。
  •  \mathbb{P}^1 は連結。
  •  \mathbb{P}^1 はコンパクト。
  •  \mathbb{P}^1 はハウスドルフ。


証明で使ったよく使う位相空間の性質をメモ。


横田一郎「群と位相」(裳華房)が辞書として結構便利であることを発見した。