2006-09-09 新しい接続を作る 微分幾何 双対ベクトル束の場合 をベクトル束、を上の線型接続とする。このとき のファイバーをその双対空間でおきかえたものをと書いて、の双対という。 をベースに上の接続 を定義したい。 双対空間の話なので、元の空間の元を介在させないとうまく表せないので、 をとる。上の接続 は、からへの線型級写像。そこで、 もとる。 この と に対し、[tex: \displaystyle \ = d\ - \<\nabla s, \alpha\>]を満たすものとして、上の接続 を定義する。じっさい、これは矛盾なく定義できることが確認できる。 ベクトル束のテンソル積の場合 同じ 上のベクトル束、 に対して を上の、を上の線型接続とする。このとき 上の線形接続として、以下の が定義できる: