2007-07-30 標準因子 代数曲線論 リーマンロッホの定理から、コンパクトリーマン面上には0でない大域的有理型1形式が存在することがわかる。 任意の0でない上のもう一つの大域的有理型1形式をとると、ある0でない大域的有理型関数がありと表される。したがってこれは上の0でない大域的有理型1形式の定める因子はすべて線形同値であることを意味する。その線形同値類を の標準因子といい、という記号で表す。 この標準因子がとっても役に立つらしい。コンパクトリーマン面上の必ず存在する0でない有理型1形式を利用することで、と表せる。これを利用すると、以下の-加群の層としての同型が成り立つ: (1) (2)