σ関数による楕円関数の表示
§2.9読了。
位数rの任意の楕円関数は、関数を用いて以下のように表示できる。
ただしをの極、をの零点とする。
Weierstrassのσ関数(3)
より
であり、両辺のlogをとると、
これをuで微分して、
より
を得る。これはWeierstrassのζ関数を、整関数の商として表示できたことに意義がある。
さらに であったので、
を得る。これにもWeierstrassの関数を、整関数の商として表示できたことに意義があるようだ。
Weierstrassのσ関数(2)
無限乗積の収束の知識が必要になった。これについて過去学んだことが一度もなかったので、関数論のテキストでWeierstrassの因数分解定理なるものなどのお勉強を一週間ほどしていた。
その結果、
で定義されるは整関数となることがようやくわかった(右辺に現れる無限乗積の収束が問題)。
この関数は Weierstrassのσ関数と呼ばれる。