曲面の基本形式と曲率
リーマン面関連の本を読んでいたが、ちょっと現時点では準備不足でまだ早そう。もっと具体的で基本的なことをやり直す必要がありそうな感じ。
ということで、読みかけていた「曲線と曲面の微分幾何」に戻ることにした。
3次元空間内の曲面を2つのパラメータu,v でと表す。 が曲面上の点の接ベクトルとなる。
とすると、 は曲面上の各点で一次独立。
さて、u-v平面上の曲線 をとり、曲面をで引き戻すと、曲面上に曲線 が取れる。この曲線の各点における接ベクトルは であり、
と書ける。
ここで天下りに第1基本量なる値 E,F,G が以下のように定義される:
接ベクトルの長さの2乗は
と表せる。よってパラメータtがαからβまで動くときこの曲線の長さは、
である。
そしてなんでこんなものを定義するのかよくわからないのだけれども、第1基本形式 I というものを
と定義するのだそうだ。この幾何学的意味は、おいおいわかるそうで、まずはだまって受け入れなさいということのようである。
形式的に
と書くと記憶しやすい。