アフィン曲線(3)

既約多項式 f(x,y)で定義されたアフィン曲線Cの点Pについて、次の(1)(2)は同値だそうである。
(1) Pを中心とする2次元開円板\Delta^2 があって、 C \cap \Delta^2\Delta^2の閉部分多様体
(2) Pは非特異点である。


(1)⇒(2)の証明の途中で、1変数正則関数の零点の位数の連続性について出てきたのでメモ。
すなわち多項式 f(z)で表される1変数正則関数に対し\alphaがそのm位の零点であったとする。
このとき、係数多項式 f(z)の係数をほんのちょびっと動かした多項式g(z)についても\alphaはそのm位の零点である。これはルーシェの定理を使って簡単に証明できることがわかった。(参考:杉浦光夫「解析入門II」p309例3)