2007-01-09 正則ベクトル束の曲率形式と第1Chern形式 微分幾何 テキスト44ページに復帰。 を正則直線束、 を のエルミート計量とする。 このとき、の開集合上で決して0にならない正則枠 に対して とおくと、正則直線束 のエルミート接続の曲率形式 はと表される。 ここまでが昨年10月までにやった内容。 その続き。 上の は局所正則枠 の取り方によらずに決まる。そしては実であり、さらに が確認できることから、 は実閉微分 2形式となる。 これを 正則直線束のエルミート計量に関する第1Chern形式と呼び、という記号で表す。 エルミート計量の選び方によらず の de Rhamコホモロジー類 が決まり、これを 正則直線束の第1Chern類と呼ぶ。