特異チェイン

標準k単体\Delta^kというものが以下のように定義される:

 \displaystyle \Delta^k := \{\(x_1,\cdots,x_k\) \in \mathbb{R}^k \| x_i\ge 0, \sum_{i=1}^{k} x_i \le 1\}

\Delta^1は0と1を結ぶ線分、\Delta^2は原点と(0,1),(1,0)を結んでできる三角形ということになる。

位相空間Xに対して、
 \sigma: \Delta^k \to X
なる連続写像を特異k単体と呼ぶ。
Xが C^\infty多様体で、\sigma C^\infty写像のときは  C^\infty特異k単体と呼ぶ。

そして特異k単体全体が生成する自由加群を特異kチェインと呼ぶそうだ。連続写像の場合、特異1単体を考えて見ると、[0,1]上の連続関数だから無数に存在する。これらの整数係数の一次結合全体が特異1チェインであるということらしい。