2006-03-06 2次対称テンソル場の局所座標表示 多様体 微分形式に入る前にもう一つの話題。 多様体 M 上の 2次の対称テンソル場 ω について考える。 ω は M の各点 p に対して 上で実数値をとる 2次形式 を対応させる対応である。 M の p を含む座標近傍 をとると、 の基底として が取れるので、 と表される。上の成分 は によって と表されたが、いまωが対称テンソル場と仮定しているので、 となる。 そこで新しい記号 を導入すると、 という記号で表せる。単に新しい記号で書き直しただけだが、よく使われる記号らしいので覚えておいた方がいいらしい。