第1章読了

§1.4 楕円関数の基本的な性質

  • 楕円関数の周期平行四辺形上の極と零点の性質。
  • 偏角の原理が活躍。
Abelの定理

 \displaystyle \sum_{i=1}^{r} a_i \equiv \sum_{j=1}^{r} b_j  \rm{mod}  \Omega
ここで a_iは楕円関数fの周期平行四辺形上の極、
 b_jは楕円関数fの周期平行四辺形上の零点。

§1.5 複素トーラス上の第1種微分

「第1種微分」とは正則微分1形式のこと。
複素トーラス X = \mathbb{C}/\Omega 上の第1種微分全体は、1次元複素ベクトル空間 \mathbb{C} となる。
小木曽「代数曲線論」の記号を使えば、 H^0(X, \Omega_{X}^1) = \mathbb{C}


以上で第1章読了。ここまではまだ小木曽「代数曲線論」の復習。