読書開始

小木曽「代数曲線論」でコンパクトリーマン面を学んだが、複素解析・幾何方面から攻める本だった。代数の方向から見ると、違った風景が見えるらしいのだが、代数の知識が乏しいのでよくわからない。それもくやしいので、環論の基礎を勉強したいと思った。
そこで暮れの冬休み中から、渡辺敬一「環と体」(朝倉書店)も読み始めた。これをテキストに選んだのは、ブックオフで500円で売っているのを見つけたから。今の自分には程よい行間が空いているので、いまのところ読んでいて心地よい。

環の定義から始まって、イデアルの定義、整域、PID、UFD あたりまで進んだ。"素元" と "既約元"がどっちがどっちだったか、毎度定義を確かめながらふらふらなれど、どうにか§1.1、§1.2まで読了。
「楕円関数論」と「環と体」1§毎に交互に読むことにする。