2007-04-05 因子(2) 代数曲線論 リーマン面の各点に対して整数が与えられているとする。これを使って以下のような形式的な和を作る。 とおく。 このがの離散部分集合であるとき、をの因子という。 をリーマン面上の有理型関数とするとき、各に対しに関するその位数が定まった。これはが零点ならその零点としての位数、極なら極としての位数にマイナスをつけたもの、零点でも極でもなければ0として決まった。これを利用して、の開集合上の因子の例として、が定まる。これが有理型関数の定める因子。