2006-09-14 曲率形式・Bianchiの恒等式 微分幾何 曲率形式について成立する命題(昨日のやつ) の X, Y のところに を代入する。M は 級 と仮定しているので、2階微分の順序は交換可能なので であるから、よって、曲率形式とは 方向と 方向の共変微分の可換の度合を計るものと解釈できる。 共変外微分 接続(共変微分) は実関数(0次微分形式)を 1次微分形式に写す演算子であったが、これを高次の微分形式に拡張したものが 共変外微分で という記号で表す。定義は以下の通り:p=0のときは 。 演習問題2.1.16(p29) (1) を示せ。 (2) (Bianchiの恒等式)を示せ。 ワカンネ。どうしてもとなってしまいこの先進まぬ。 →やっとわかった。二通りの方法でを計算して、その結果を比較すると示すべき式が出てきた。と思ったが、やっぱりダメ。一つ目の方法では となり、もう一つの計算では、 が出る。これより は示せた。この式をBianchiの恒等式と呼んでいる本もあるようだが、ここでの目標はこれではない。 つづく