2006-06-09 複素接ベクトル空間(2) 複素解析 をリーマン面X上の点Pの属する座標近傍系とする。 を実部虚部にわけて と表す。このとき z はV上の関数である。そして、V 上の点 Qに対して を対応させる関数 はとなり、これも V 上の関数となる。 の代わりに を使うと見通しがよくなる。 と定義する。 は の基底をなす。 Pの近傍における 級関数としての の P における外微分 は の基底となり、 の双対基底となる。 Cauchy-Riemannの方程式は、 と書ける。 f が正則写像なら 。 f の外微分は、 と書けるので、f が正則写像なら 。