k次微分形式

§19に入る。1次微分形式の復習をしながらk次微分形式のお勉強。
1次微分形式は  T_p(M)上の1次形式であったが、k次微分形式は単純に  T_p(M) \times \cdots \times T_p(M)上のk次線型形式であるわけではないらしい。多様体Mの各元pにM上のk次線型形式を対応させる対応を k次共変テンソル場と呼ぶそうだ。1次微分形式は 1次共変テンソル場であるが、k次(k≧2)の場合は、もう少し条件をつけたものを微分形式と呼ぶらしい。

§19は、§18でやったいろいろな概念の復習になりそうだ。
§18でやったことを書かなかったから、少しメモしておく。

  • 余接空間は接空間の双対空間
  • その基底は接空間の基底(\frac{\partial}{\partial x_i})_pの双対基底として (dx_i)_pである
  • 1次微分形式は M \to T_p^{*}(M)という対応である。
  • T_p^{*}(M)の元は (dx_i)_pの関数倍の一次結合であらわせるから、1次微分形式は \omega = \sum_{i}f_i dx_i と局所座標表示される。