2007-03-28 摩天楼層(2) 代数曲線論 摩天楼層のもう一つの例。 をリーマン面とし を上の異なる点とし、それぞれの点に正整数が付随しているとする。 は上のある関数の零点や極を想定しているらしい。各の近傍の局所座標をとして、上の開集合に対し、を対応させるような を考える。 制限写像については、のとき、と定義すると、これも摩天楼層となっている。 この層を という記号で表す。 という記号は、のベキ級数で収束半径が有限なものを表すらしい。で割っているのは、とりあえず素朴にの多項式の計算をして、というベキが現れたらそれを 0 に置き換えて計算すると理解しておけばよいか。